Web会議の音声を自動文字起こし!「リアルタイム翻訳」で業務改革

Web会議の音声を自動文字起こし!「リアルタイム翻訳」で業務改革

外国語がわからない、うまく伝わらない......Web会議でのやりとりに悩んでいませんか?インバウンドサービスをはじめ、海外顧客へ向けた事業展開や販路拡大など、海外企業とのやりとりをする上で悩ましいのが「言語の壁」。お互いの使用言語が違うと円滑なコミュニケーションを図るのが難しいですよね。 その悩み、「リアルタイム翻訳ツール」を使うと解消するかもしれません。

同アプリは異なる言語でのやりとりをリアルタイムで翻訳し、テロップでも同時通訳。海外とのスムーズなやりとりを実現します。今回は「リアルタイム翻訳ツール」の他にはない特徴と、実際に使ってみた結果をご紹介します。

大手企業が導入する「リアルタイム翻訳ツール」

違った言語を翻訳するイメージ

2020年10月に設立したVoiceApp株式会社が提供する「リアルタイム翻訳ツール」。 その機能性の高さが評価され、海外とのやりとりがある製薬企業や製造業をはじめ、株式会社トヨタシステムズ、日本マイクロソフト株式会社など大手企業も導入するなど、幅広い業界で活用されています。

また、音声をテロップ表示する機能を搭載しているので、聴覚障がいを持つビジネスパーソンがWeb会議に参加する際のサポートとしての役割も担っています。

次の章から、 VoiceApp社の「リアルタイム翻訳ツール」の特徴を紹介します。

「リアルタイム翻訳ツール」の主な特徴

voice app社のリアルタイム翻訳ツール

※リアルタイム翻訳ツール利用イメージ

「リアルタイム翻訳ツール」は、主に以下の3つの特徴があります。

1.音声認識によるリアルタイム翻訳

MicrosoftのAIを介して、Web会議や対面でやりとりした内容を翻訳します。翻訳した内容は、即座に画面上でテキスト表示。複数の言語の同時翻訳に対応しており、こちらが話した内容を相手の利用言語に合わせて翻訳したテキストが表示されます。そのため、お互いの意思疎通がスムーズに運びます。

また、画面上の翻訳テキストの背景には、プレゼンテーションに必要な資料を表示させることができるため、資料を表示させてプレゼンテーションを行うこともできます。
PCにインストールするだけで翻訳ツールを簡単に利用できるのも嬉しいポイントです。

2.議事録自動作成

翻訳したデータはテキストデータとして残せるため、議事録として使うこともできます。Web会議だけでなく、リアルの対面による会議でも活用できます。

3.辞書機能

変換を指定したい言葉、企業でよく使う言葉、企業独自の言葉をリアルタイム翻訳ツールの辞書に登録するだけで、企業独自の言葉にも対応が可能です。

競合他社との違いは? 他の翻訳ツールにない優れた機能

翻訳ツールを使ったコミュニケーション

「リアルタイム翻訳ツール」と一般的な文字起こしツールや翻訳ツール、その違いについてご説明します。

1.音声認識率の高さ

声の高さや読み上げるスピード感にかかわらず、解読できるテキストとして成立。適宜句読点を入れながら音声を正確に反映します。

2.資料を背景にオーバーレイで表示可能

Web会議では画面共有で資料を映し出しながら進行することも多いですが、そのような場合でも、翻訳されたテキストをオーバーレイで表示することができます。テキストを囲む背景はやや透過されるので、資料が隠れる範囲もごくわずかです。

3.機密情報は守られる

翻訳ツールによっては、ツールに搭載しているAIの精度向上などを目的に、音声や翻訳テキストのデータをAIのディープラーニングなどに二次利用するケースがあります。しかし、そうした翻訳ツールを活用した場合、当然、情報漏洩のリスクからは避けられません。
一方、VoiceApp社のリアルタイム翻訳ツールは "データの二次利用を行わない"と明示されているMicrosoft社のAIを採用。会議の音声データや翻訳テキストなどの機密情報はしっかり守られているので、安心して活用できます。

4.専門用語も辞書機能で正しく解読・翻訳

音声をテキストに起こす際、辞書機能に登録することで、企業内でよく使う社内用語や専門用語、読み方は同じでも意味合いが異なる漢字など、しっかり読み解くことが可能です。たとえば「柿」「牡蠣」「下記」など同じ読み方の言葉でも、前後の文脈とイントネーションで漢字も正しく判断し、テキストに起こすことが可能です。

5.言語数常時アップデート

現在101言語認識、89言語翻訳対応しており、ほとんどの主要言語をカバーしています。今後も随時対応可能言語がアップデートされる予定です。

「リアルタイム翻訳ツール」を実際に試してみた結果

リアルタイムで翻訳するトランストレーションツール

木村情報技術では、実際にVoiceApp社の「リアルタイム翻訳ツール」を使ってWeb会議を実施。ゲストへの招待から、お互いが違う言語で話すやりとりまで再現してみたところ、次のような感想があがりました。

スムーズな招待・参加を実現

「専用アプリをダウンロードする必要がなく、ゲストユーザーにメールで招待するだけなので、主催者もゲストも互いに負担なくスタートできる」

スピーチ言語、翻訳言語の選択も簡単

「事前にスピーチ言語や翻訳言語を設定する必要があるが、シンプルなUI設計なので迷うことなくスムーズに設定することが可能」

互いが違う言語で話してもスムーズに翻訳

「話しているスピードと翻訳テキストが表示されるまでのタイムラグは、一般的な通訳とほぼ同じくらいなので違和感がない。十分に会話が成り立つ精度」

まさに多機能搭載の「リアルタイム翻訳ツール」。言葉や視覚の壁を超え、さまざまなシーンで活躍することが期待できます。また、デジタル化が加速する昨今、こうしたツールを活用してスムーズな意思疎通を図ることは、業務の効率化や生産性の向上にもつながります。

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この記事の執筆者

編集部
編集部
木村情報技術の中の人です。
テクノロジーとアナログ力を結びつけた情報を発信します。

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