ビジネスとeスポーツ

ビジネスとeスポーツ

eスポーツという言葉はすっかり定着しました。企業からの協賛金で運営しているプロチームも珍しくなく、様々なタイトルと団体が群雄割拠している状態です。

ファンの構成についてですが、10代の若い女性が急増しています。従来だとアイドルやアーティストのファンだった層がeスポーツにシフトしてきていると言われています。後は10~30代の男性が中心です。

eスポーツへの関心度は属性によって大きく異なります。それについてはMakenzie様の記事から引用させてただいていますので、下記をご覧ください。

eスポーツ関心度アンケート

引用元 Marcaine:https://markezine.jp/article/detail/39947

全体的に女性より男性の関心が強い傾向にあります。女性の中でも10代の女性は関心が強くファン層として一定のボリュームがあります。実際、eスポーツ関連のグッズは女性ファンの購入も多いそうです。

まだ黎明期のeスポーツ業界ですが、これから一大エンターテイメントになることが予想されています。ここではeスポーツに会社として関わるケースについてお話させていただきます。

eスポーツと会社の関わり方の代表例

  • 社員の交流として福利厚生の一環として扱う
  • 社員研修の題材として扱い運営する
  • 大会開催によりブランディングを行う
  • プロチームのスポンサーとなる

扱い方は様々ですが、組織に合った関わり方をしていくと良いでしょう。福利厚生はお手軽で社員のコミュニケーションに役立ちます。社員研修は比較的導入しやすいでしょう。

社員の交流として福利厚生の一環として扱う

eスポーツと言うと身構えてしまうかと思います。ハイスペックなパソコンが必要と考えている方も多いかもしれません。もちろんガチンコのプロはハイスペックなパソコンはもちろん、より高速なインターネット回線を使います。

しかし、社員の交流のためであればそんなものは必要なく何ならファミコンのテトリスでも問題ないです。福利厚生として扱うには、より多くの社員が気軽に参加しやすいタイトルを扱うと良いでしょう。

社員研修の題材として扱い運営する

当社の実施している研修でもeスポーツを題材に扱っています。タイトルはポケモンユナイトなど操作によって優劣がつきにくいものをおすすめしています。スマートフォンとSwitchで提供されていますが、基本プレイは無料ですしスマートフォン版なら導入のハードルは低いかと思います。

ポケモンユナイトはある程度のレベルまでは激しい操作性によって優劣がつくのではなく、戦略の理解や、チーム内のコミュニケーションが重要です。これは業務における基本の所作です。また、突発的な出来事に対して落としどころを考え、必要なら撤退するなどの嗅覚が問われます。ざっくり言うとコミュニケーションによって情報を共有し、戦略を構築し、実行し、改善を積み重ねていき、良好な結果を目指す、といった行動をとっていくのですが、これは会社組織のPDCAそのものです。

業務であればPDCAを回すためにそれなりの時間がかかりますが、ゲームであれば高速でPDCAが回ります。数時間で一連の流れを体験できますので社員の成長やコミュニケーション促進にはもってこいです。

大会開催によりブランディングを行う

eスポーツの大会を開催することによりブランディングを行うことが出来ます。今や視聴者は右肩上がりで増えており、なんと50万人の同時視聴者も達成した大会もあります。会社の知名度を上げていくには露出していくことが重要ですが、数万人~数十万人にアプローチできる方法はあまりありません。

イベント会場で大々的(2万人)に開催するケースもあれば、ショッピングモールなどで小規模(数百人)に行うケースもあります。

eスポーツの大会を独自で開催することは困難です。法的な問題、技術的な問題、参加者、プロモーションなどクリアしなければならないことが多数あります。

もし、大会開催をご検討されているのであれば、木村情報技術などのイベント開催のプロにご相談いただくことをお勧めします。

プロチームのスポンサーとなる

野球などのプロスポーツに協賛するには多額の費用がかかりますが、それに比べるとeスポーツはお手頃と言えるでしょう。

10代~30代を中心としたファンで構成されていることが多いため、若年層むけのイメージアップを検討している企業がスポンサーになるケースが多いです。

スポンサーになるとユニフォームに企業ロゴを入れるケースが多く、ユニフォームのどこに掲載してもらうかで費用が変わるのが通例です。プレイ中に良く見える場所であれば高くなる、といった具合です。

将来性が見込めるチームに協賛しておけば、世界大会で会社の名前が出る、なんてこともあります。一気に世界的な知名度を得られる可能性も秘めています。eスポーツプレイヤーが有名タレントのような影響力を持ち始めている昨今ですので、その隆盛からは目が離せません。

スポンサーとして関わりたいのであれば、興味のあるチームに声をかけるのも良いですし、木村情報技術ではeスポーツチームとの仲介も行っておりますのでお気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者

水野 博紀
水野 博紀
東京造形大学卒 木村情報技術 Web/DTP制作チーム所属

主にSEO、SEM、ブランディングを扱い、Web、DTP、UI構築など業務は多岐にわたります。
たまに新規システムや新事業に関わっています。

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