ビジネスは掛け算

投稿日:

2009年1月1日 あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。

今年は例年とは違い、9時前には年賀状が届いていたので早速読ませていただくことができました。
新年、朝から年賀状に目を通すことができて非常に気分良く満足しました。
日本郵便の企業努力に感謝です。
今は外ではホンワリ雪が少しずつですが降り、うっすらと積もった雪で子供たちが雪だるまを作ったようです。

昨年も良い年でしたが、今年も良い年が迎えられそうです。
皆さまにとっても良い年でありますように心よりお祈りしております。

昨年の年末30日に1年間のお礼をするために福岡の富士和教会に伺いました。
多くの方が来られていましたが、この1年間で生活や仕事が良い方向に進まれた方のご報告をお聞きしていると、やはりその人の考え方が重要なのだなと改めて感じることができました。
そして、その日は年の最後の日にもかかわらずビジネスに関することを教えていただきました。
『ビジネスは掛け算ですよ』
『仕事における結果=熱意×能力×考え方です』
『特にこの3つの内の一つでも0だと結果も0になってしまいますから』

起業家の中には、『熱意』も『能力』も持っている方が多くいます。
そして、MBAを持っていたり、素晴らしい経歴を持っている方もいます。
しかし、『考え方』が重要であると理解している方は多くはいないかもしれません。
『考え方』は、起業家として長年に渡る苦労の中で身に付けていくものなのかもしれません。
時間をかけて良い考え方を身に付ける方もいれば、間違った考え方を持たれてしまう方もいます。
また、これは決して本だけでは学べないものでしょう。

私は起業して特に『起業(仕事)における考え方と日常生活における考え方は一緒なのだな』と思えるようになりました。
どちらも人と人との関係で成り立っていて、感謝や和合の精神が非常に大切です。

今回富士和教会にて教えていただいた『仕事における結果=熱意×能力×考え方』も、考え方次第では、事業が順調に行っていても、いつダメになるかわからないことを知ることとなり、少し事業がうまくいっても驕ってはいけないし、人を思いやる気持ち、感謝の気持ち、和合の気持ちを持ち続けないといけないのだなと理解することができました。

今までビジネスを始めようとしている多くの人と話をしてきて、「起業の落とし所」に関して聞いてみると、「成功して利益をだすこと」、「金持ちになること」、「いい車、いい住まいを持つこと」、「名誉、地位を築くこと」などが、上がってくることが多くありました。
落とし所が、金持ちになることやいい車に乗ることだったら、それが一時的にも達成できた時は次に何を求めるのでしょうか。
私も少なからずこのようなことを思うこともあります。
ただ、私の起業の原点は、お金より自分のやりたいことを楽しみながら、そして、それが人のためになるようなことを、ずっとやって行きたいということだったので、あまりそれらに対する欲も強くはありませんでした。
どうしても上のような自分のためだけを求めた「考え方」が強いと真に持つべき『考え方』を見失ってしまうのでしょう。
最近の海外の事業家、投資家の考え方がこのようなものかもしれません。

家族と一緒の時、友達と一緒の時、お客としてお店に入った時、人から教えられている時や教えている時、一人で会社をやっている時や多くの従業員を雇うようになった時、いつの時でも通用する『考え方』、この『考え方』を持ってビジネス上、掛け算ができた時にきっと事業が何倍にも成長していくのでしょう。

はじめた時と同じような熱意を継続的に持ち、向上心の中で勉強しながら能力を高め、感謝と和合を大切にして人のことを考慮した考え方を持っていきたいものです。

今年も『考え方』を大切にしていきたいと思います。