意志と行動と結果

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一昨日の日曜日は、父と一緒に庭掃除を行った。
私は電動草刈り機を使い草刈りを、父は手作業と鍬を使い庭周りの掃除を。
朝から始めたが、とにかく暑かった。
父は78歳になるがこの暑さの中、よく作業ができるなと改めて元気さを見直した。

休みながらも数時間作業をしてみると、敵がいない状態で伸び伸びと育っていた庭の草たちも落ち着いてきて、穏やかな感じに鳴りを潜めてきていい感じになってきた。

草刈り最中には、殿様バッタが草が刈る込まれる度に、「なんだかやばいぞー」とぴょんぴょん逃げ出してきた。
大きな物は15cmぐらいで、まるっきり同じ格好の2cmぐらいのミニチュア版もぴょんぴょんでてきた。

40年以上前の子供時分、カマキリの卵の中から親カマキリと同じかっこの小さい小カマキリが出てきたのをなんだか懐かしく思い出す。

久しぶりに家の庭掃除をした、暑い中の作業、本当に久しぶりに運動らしきものをした。
その後の冷水のうまいこと。最高だ。


ただ、今回の掃除では、困ったことがあった。

通常、暑い中の掃除だと、意識を朦朧としながらの作業で何も考えずにひたすら草刈りをこなすという感じになるはずだったが、今回は違い、数時間、草刈りをしながらも、ほとんど頭の中は仕事のことばかりを考え続けていた。

人数も増え、新しい組織体制にして、一ヶ月間。
どうにか人の動きも整ってきて、落とし所に向かって早く結果を出すことを謳ってきた。
期初のスタートダッシュは重要で、最初に数字を立ち上げておくと、その後は数字をコンスタントにこなしていけば、精神的にも落ち着く。
しかし、まだまだ、数字は足りない。
高い目標数字を立てすぎたのか、運営が悪いのか、市場などの外的要因なのか、どちらにしても、何かが足りない。

先週、社員皆に、現在いくつかある事業内容を当面一つに集中していく方向性を示す。
それを指示するまでは、業績数字をずっと見ていて、日々悩んでいた。

その事業に集中していくことの布石は営業支援部には少し前から投げながら、私個人でもその方向で営業を強化して動いていた。

先週社内でそれを公示し、人的リソースと皆の意志の方向もそちらに向けた。

するとその日から、ユーザーから問い合わせや連絡が入り出した。

他の役員とは、何が何でもこの事業で、当面は実績をとっていこうと決めていたが、厳しい中でもリーダーを中心に何かしらの意志を持ち行動を起こすことで、短期間で結果が出たのはうれしかった。
しかし、全てがこんなにうまくいくとは思えないし、思わない。
今回は、たまたま、もう少しの域値まで来ていたところにプラスの要因が重なり、すごく早い時期に結果が出ただけかもしれない。

どちらにしても、上の人間は強い意志は持たないといけないし、示さないといけない、そうしないとまわりの人の行動が付いてこない。
的確に焦点を絞った行動が伴わなければ、また、仕事の結果が出るわけがない。

いつも富士和教会で教えてもらっていることで、以下の方程式がある。
仕事は、仕事=「熱意」×「能力」×「考え方」、で成り立っている。
特に、「考え方」が一番重要で、これが0だと、掛け算すると、皆0になってしまうと。

やはり、いくら強い意志を示したところで、この考え方を重要視しないと結果も出てこないのだろう。

あまり良くないことだが、この考え方を考えていると思わず暑い中でも頭の中は仕事漬けになってしまうようだ。あー、いかん、いかん。


ただ、唯一、仕事のことを考えなくなる時が自分にもある。

それは釣り。

この前の会社旅行時に久しぶりに船に乗り少し釣った。
やはり頭をリフレッシュするのはいい。

しかし、10年に一度の釣りでは、リフレッシュできるはずもないが。