掃除でわかった1年間のギャップ

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年明けになってしまったが、この連休で自宅本社の掃除を行った。
正月休みには、システム開発センターにある会社の机の書類整理もしたのだが、共に同様な印象が残った。
『1年前にはこんなことやっていたんだなー』
特に自宅本社は起業当時の書類も多く残っていて
『1年半前と今ではこんなに変わったんだ!』
良きにも悪しきにも、1年半前と今の大きなギャップを感じた。
そして、残念だが殆どの書類は既に使い物にならず状態で、大量の書類を廃棄。

一昨年の4月に何も無い所から一人、自宅本社で起業、一日殆どの時間をコンピューター前で過ごし情報収集。
『これから何をどうやって、進めていこうか?』毎日焦りながらも試行錯誤を繰り返していたのが懐かしい。
やりたいことは山ほどあって、ただ、誰かが既にやっているようなことには興味が無く、自分なりに考え出したアイディアを実現したいとばかり考えていた起業当時。
自分で考え出した新しいシステムを岡山の会社を通して中国のソフト開発に委託し、中国に渡り打ち合わせに行ったこともあった(今はこのシステム作りは宝箱の中に)。
1年半前は、多くの方々に自分で考えた事業案(当時は事業計画とは程遠いものだったが)を話し、自分がやりたいことするのだと夢を強く語っていた。
あの時は、いつも抽象的で、具体性に乏しかったが、『自分は夢を夢を・・・』とそればかり言っていたような気がする。
最初は人におもいっきり夢について語ることは自分にとって良いことだと思う、ただし、ある時期までは。
いつまで経っても、具体性に乏しい夢のことばかり言っていると、その内、人から『それで、あなたはいったい何をしたいの?』と言われるようになる。
そこから、《すごく焦るようになり、早く自分なりの事業を形にして実績を出し、人から認めてもらいたい。》と思うようになり、長い長い試練が始まる。
そんな私はまだその試練の中。
ただ、1年前の書類は役に立たないように、少しは進んでいるようだ。

起業をした時、『自分は直に成功する、直にお金も入ってくるようになる。』と思っていた。大誤算!!
世の中そんなに甘いものではなかった。
起業までのサラリーマン時代は、ただ、会社の中で仕事をしていればお金が入ってきたので、お金を稼ぐということがどんなに大変なのかがわかっていなかった。
今は、人からお金をいただくことがどんなに難しく、一つの事業を成功させることがどんなに大変なことなのかを感じている。
だからといって、起業に後悔しているわけではない。
起業してどうにかなるには最低3年はかかると起業の先輩方々から教えていただいた。今はちょうどその半分の1年半。
後1年半でどのようになっているのか、また、1年半後には今の書類が良い意味で必要ないものになっていればいいのだが。
明日から、頑張るぞ!

それにしても、きれいな机で仕事をするのは気持ちいいなー。
この状態がいつまで、続くことか???