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KIMULANDを使ったWorld Cafe事例紹介

1/14に、WeTC(ウィーティーシー)様(※1)がKIMULANDの交流会場を使って『World Cafe(※2)』形式のイベントを実施しました。当日は20人以上が参加し、4つのグループに分かれてそれぞれの方の福祉の意義や、10年後の社会などについて自由な議論を行いました。

WeTCの知念様、野呂様にWorld Cafeを実施した感想などを伺いました。

Q. MetaverseでWorld Cafeを開催しようと思った理由はなんですか?

これまでWeTCでは、規模の大・小をあわせ100回を超えるワールド・カフェを開催してきました。小さなもので参加者16名程度、大きな会では300名を超える規模でした。

従来はホテルの宴会場や研修施設での開催でしたが、コロナ禍でリアルでの開催が困難な状況になりました。オンラインでの開催方法を模索するものの、いわゆるオンライン会議ツールでは単なる"オンライン会議"になってしまうなど、オンライン上でワールド・カフェを開催することへのハードルを感じていました。

そのような中、木村情報技術のメタバースプラットフォーム「KIMULAND」を知り、メタバース空間がワールド・カフェに適していると判断し、今回の開催に至りました。

開催にあたり事前に「KIMULAND」を体験してみましたが、メタバース空間は人と人のコミュニケーションが取りやすいと感じました。リアルの会場では誰が来場しているか把握しづらいこともありますが、メタバース空間ならばログインしている人が一目で把握できるうえ、特定の人の近くに瞬時に移動できるというメリットもあります。

Q.Metaverse×World Cafeの利点や課題はありましたか?

利点

  • リアルで会場に集まることなく、ワールド・カフェの醍醐味である「席を自由に移動しながら自分の思いや考えを広げ、繋げ、新たな発想や気づきへと促す対話」が可能であり、今後、オンライン研修(セミナーや講演、グループワーク)の幅を広げることができる。
  • 自分のアバターを通した話し合いにより、zoomなどのオンラインやリアルでのワークに比べ意見や考えを言いやすい人もいるのではないかと思う。
  • 研修会場でのスクリーンが3面あるという事で、リアルや他のオンラインでは出せない情報を同時に出すことができる。

課題

  • ネット環境やパソコンのスペックにかなり左右されることや、KIMULANDを登録しなければならないことにハードルの高さを感じる人もいるのではないか。
  • 模造紙などへの視覚的なアプローチはもっと手軽にできるとさらにワークの効果が増すと感じた。
  • アバターの動きや表情も少し変化があるとリアル感が出てさらに良いかなと感じた。

Q.次はMetaverseを使ってどんなことに挑戦したいですか?

  • 異業種交流会や学生との交流事業に使いたい
  • 福祉や事業所の新たな発信の場としての活用
  • 就職などに向けたフェアの開催
  • 飲み会

など

現在、木村情報技術ではKIMULAND使って、Metaverseをどのように活用できるか実証実験を続けています。実証実験に参加したい、Metaverseに興味があるという方は、ぜひ一度KIMULANDをインストールしていただき体験してみてください。お問い合わせもこちらのメールアドレスにてお待ちしております。kimuland@k-idea.jp

※1 WeTC(ウィーティーシー)とはWelfare expand The Connectionの略で、「福祉の繋がりを広げよう」をコンセプトに2020年にスタートした組織です。「コロナ禍だからこそできる事とは?」を考え、オンラインツールを活用し1か月に1度のペースで交流の場を開催、これまでに様々な繋がりやアイデアを生み出した場でもあります。

※2『World Cafe』は会議や研修の実施スタイルの一つで、カフェのような空間でリラックスしながら話し合いをすることで、オープンで生産的な会話を促すことを目的としています。